
來 加奈子さま
近くに両親がいて、まち全体でこどもたちを見守り合える環境に感謝
Iターン2年目の來(らい)加奈子さん。宮城県で生まれ育ち、15歳の頃、家族全員で高知市へ。その後再び宮城県に戻ったり、三重県で仕事に就くなどし、2023年に父親の実家がある室戸市へIターン。
自然の中で、こども自身が遊び方を考えるように

むろと移住のきっかけを教えてください
むろとに暮らしていた祖父が亡くなった約1年後、15歳の頃に家族全員で宮城県から高知市へ引っ越してきました。高知市からむろとへ祖母のもとを訪れては、海が見渡せるこの景色がお気に入りでした。
それから私だけ宮城県に戻ったり、ほかの県で働いたりしていました。2005年に子育てをするために長男らと高知市へ引き返してきました。その後、生まれた次男が室戸に住みたいと言ったことをきっかけに、本格的にむろとへの移住を考えるようになり、長男の高校卒業後、移住してきました。
移住の際は、移住促進室に住まいについて相談。移住を決めてから長男の高校卒業まで1年程かけて、空き家バンクで住まいを探しました。
移住前と後の変化、今の暮らしの様子を教えてください
私は、高知市に住んでいた時よりも通勤時間が格段に短くなりました。職場まで渋滞がないので、朝は余裕をもって過ごせています。
また、買い物の不便さはネット購入で解消。仕事については、移住者向け就職相談会に参加したり、ハローワークに相談するなどして、今の仕事に就きました。
そして、次男はむろとにきて活発になった気がします。室戸ドルフィンセンターがお気に入りで一人でもよく訪れていて、施設の方も覚えてくれているようです。また、自然の遊び場があるので、川で魚やエビなどを釣ったりして遊んでいる様子。自分でペットボトルを使った仕掛けを作ったようですが、YouTubeを見て作ったとのこと。そこは今の時代らしいですね(笑)。
また、子を持つ親として、地域の方がこどものことを気にかけてくれるのはありがたいです。こどもの帰りが遅いとちょっと心配になりますが、探しに行くと「あっちにいたよ!」と地域の方が教えてくれるなど、まち全体でこどもを育てている印象です。
両親とは程よい距離に住み、互いに思い合える関係に


ご両親との関係はいかがですか
実は最初、両親と一緒に暮らしていました。気を使わないで同居できると思っていましたが、お互いに言い合い不満が重なってきたこともあり、家族内で話し合った結果、両親が住む実家の近くで暮らすことに。程よく距離を置くことで、思いやりを持ってお互いに心配しあえるようになりました。
地震など有事の際にもすぐ確認に行けるので安心です。息子も自転車で気軽におばあちゃん家へ行けるので、私が仕事などで家に居られない時は両親に甘えてしまっています(笑)。今では同居していた時よりも家族の絆が深まり、近くに住んでよかったなぁと母も父もそう言っています。
むろとでの暮らしで不便なことはありますか
室戸市には大きな病院がないことでしょうか。風邪などであれば診療所へ行けばいいのですが、以前足をケガしてリハビリが必要になった時は、1時間位かけて田野町の病院まで通いました。それ以外は中心部にスーパーもドラックストアもあるので、日常生活で困ることはありません。
移住を考えている人にメッセージをお願いします
私は運転が好きなので、海岸線を車で走ってリフレッシュしています。徳島までも近く、遊びに行くのもいいですね。ファストフードやチェーン店はありませんが、海や山の自然の食材を美味しくいただいています。
むろとの人は本当に温かく声を掛け合ってくれ、地域でこどもたちを見守る空気があり、私はありがたく思っています。自分ごととして接してくれる、そういった地域性を知って移住するといいかもしれませんね。
私は、むろとに移住して本当によかった、そう思っています。
※インタビューは、2024年11月17日に行われたものです
むろとびとの声 ~Start a new life!~
來さんの想いをお届けします。