
藤本 永遠さま
就農研修者を受け入れ、地元 室戸市を代表するなす農家に
藤本永遠(とわ)さんは現在、家族の協力のもと、なす農家として就農しています。元々室戸育ちでUターン、広告代理店業からの転職です。
珊瑚漁師の父や兄と異なる農業を選んだのは、家族のため

むろと移住のきっかけを教えてください
高知市で広告代理店の仕事をしていました。忙しい毎日でしたね。いつか、むろとに帰りたいと思っていたこともあり、Uターンを決意。
父や兄は珊瑚漁師をしています。これまでに手伝うこともあり、漁業も選択肢の一つだったのですが、漁業以外の仕事もあるほうが家族を支え合えるのではないかと、家族間で話し合い、農業をすることにしました。
現在の仕事について教えてください
一人前の農家になるため、2年間の農業研修を受けることができる新規就農制度*を活用し、高知県四万十町の研修センターで農業の基礎を教わりました。最初の6か月は四万十町に滞在、残りの1年3ヶ月は、受け入れ先として登録していた知人の農家で実習生として、農業の実務を学びました。知人なので容赦なく(笑)、たくさん教えていただいたのはありがたかったです。
そこでは、いろいろな品目の野菜を育てていたのですが、高知県の東部は、安芸市をはじめ室戸市もなすの栽培が盛んだということもあり、なすを選びました。
会社員として勤めていた時より、収入と仕事量のバランスが安定してきたと感じています。室戸に帰ってきて結婚もしましたが、将来のことを考えると独身の時よりいろいろお金がかかるので、地元に帰ってきて農業に就いたことは良い選択をしたと思っています。頑張り次第で良質ななすが育つので、やりがいがありますね。
また、一年を通して稼働は秋~春。繁忙期は体力的に厳しいときもありますが、夏の間はゆとりがあって趣味の旅行にいくなどメリハリつけやすく、プライベートも充実しています。
室戸市にUターンして暮らしの様子はいかがでしょうか
室戸で育ち、子どもの頃から海や山が好きでした。そういった自然がいっぱいの環境で暮らせるのは幸せだと感じています。今は仕事の合間に釣りができるのが楽しいですね。サーフィンもいいですよ。
また、家族の協力が得られたことも大きかったですね。Uターンの際は実家に住まず、別に住まいを借りました。ですが、家族が近くにいるということは安心感につながりました。
実習生受け入れ農家として、農業を担う人を育てていきたい

今後の目標を教えてください
新しくハウスを購入したこともあり、なすを作ることにまい進したいと思っています。
そして、僕のように、移住の人も農業をはじめやすい環境を作りたいですね。僕はUターンで親戚に農家がいたため、実習生として受け入れてもらえましたが、実習生の受け入れが負担になったり、互いにミスマッチが起きてしまったり、ということも聞きます。
実際に実習生を受け入れるには、一人前に育てないといけないという使命もありますし、覚悟が要ります。実習生の受け入れが出来る農家として、農業を担う人も育てていきたいと思っています。
移住を考えている人にメッセージをお願いします
農業は初期費用がかかります。特に移住となると、ハウスを借りたり作ったりするところからなので、最初は大変なことも多いかもしれませんが、補助金を活用しながらスタートするとよいと思います。
僕はUターンなので昔から知っている方も多くいますが、むろとの人は市内外関係なく受け入れてくれるはず。自然も多く、海でのアクティビティもたくさんあります。農業以外の移住の制度も整っているし、むろとはおすすめだと思います。
※インタビューは、2024年11月12日に行われたものです
むろとびとの声 ~Start a new life!~
藤本さんの想いをお届けします。