人が温かいまち

インタビューをお願いすると
「僕なんかでいいんですか?面白い話持ってませんけど…」
と不安そうに、でも快く承諾してくれたのは横山智哉(よこやま ともや)さん29歳。
横山さんの出身は高知県高知市です。進学のために京都へ移住し、その後、大阪の証券会社に就職、和歌山に転勤を経て、室戸市商工会に勤務することになりました。

移住を考えたのは、仕事が自分に合っていないように感じ始めたころ、転職と同時に高知に帰ろうと思ったことがきっかけでした。
自身が長男という事もあり高知県内に戻ることでご両親を安心させたいという想いも強かったそうです。
室戸市には子どもの頃、父親に連れられて魚を獲りに遊びに来たり、大学時代には初日の出を見に友達と訪れたこともありました。

Q.室戸に移住してきて良かったことって何ですか?

魚が美味しいことですかね。特にキンメダイは美味しいと思いました。
そして自然が豊かなので景色がキレイなこと、人がフレンドリーなところですかね。

Q.移住してきて生活で困ったことは何かありますか?

自炊しないので普段はコンビニのお弁当で済ますことが多いのですが市内にコンビニ(24H営業)が2店舗しかないのでちょっと困るのと、スーパーが1店舗しかないせいか割高に感じますね。
あと、インターネット環境が悪く速度が遅いのは困ってます。

Q.移住する前に調べておいた方がいいことはありますか?

市内でもネット環境は様々なので下調べした方がいいと思います。
いざ室戸に来て繋がらなかったら困りますから。
あとは、住む家の近くの道幅とかですね。
国道から中に入ると狭い道が多いので運転慣れしてない人は要注意です。

Q.移住して生活面はどう変わりましたか?

平日は特に変化はないですね、同じペースで暮らしてますよ。
お酒も飲まないので休日は家で趣味のゲームなどのんびりしてることが多いです。
強いて言えば、実家に帰りやすくなったかな?

自分には他の移住者さんのようなパワフルな想いを抱いて移住してきたわけじゃないと終始、心配していた横山さんですが、このインタビューを受ける前に、移住者さんのインタビュー記事を読み返して事前準備をしてくれていたそうで、とても真摯な対応をして下さり、室戸という地域社会に自分を寄り添わせ溶け込んでいるような印象を受けました。

商工会職員の方は横山さんを
“いつもニコニコして人をイヤな気分にさせないイメージ”
“真面目だし覚えが早いし、今どき珍しい若者”
と、人望も厚く期待も寄せられています。

横山さん(左)と商工会会長の富岡さん(右)

 

【横山さんからメッセージ】

ネットが遅いことを承知してきた方がいいです。
あとは車が必須なので車を用意できる方。
室戸の人は本当に温かくて気にかけてくれる人が多いです。
なので、一人で来ても安心して暮らせますよ!

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