自分の力で生活してみたい

大分県出身のシングルマザー、都留優紀(つるゆうき)さん33歳。
一志(いっし)くん11歳、夕珠(ゆじゅ)ちゃん10歳と共に自分の直感を信じて室戸へ移住されました。
大分にいたころは港町にご両親やご兄弟と一緒の大家族だったそうです。
仕事や家事に追われて過ぎていく日々の中、子どもの世話は親に任せることも多く、そんな風に甘える自分に対して自己嫌悪に陥ることもありました。
一方で、子どもの教育方針に自分の親が介入することに不満を感じてしまうこともあり日々悶々としていたそうです。

“環境を変えたい”
“自立したい”
“知っている人がいないところで自分の力で生活してみたい”

そんな想いを描くようになり移住への気持ちが固まっていったそうです。
引っ越し先は子どもたちが慣れ親しんだ海の近く。
それも障害物のない見渡せる海がいい。
あとはインスピレーションを信じようとたまたまTVやネットでピンときたのが室戸でした。

 

 

Q.室戸に移住してきて良かったことは何ですか?

今、子どもにとって私しかいないので、以前と比べると距離が近くなっていて成長ぶりがすごくよくわかります。
顔つきが全然違うんですよ。
そして親の有難みが身に沁みます。
私のことを両親が色々とサポートしていてくれていたんだと素直に感謝の気持ちを持てるようになりました。
子どもの教育環境においても学校側が、私の育て方にもしっかり耳を傾けてくれるので、とても満足しています。
そしてご近所さんが程よい距離感で親切なことも良かった点の一つです。
近所の人が気にかけてくれていると思うと子どもを安心して外で遊ばせられるし、わからないことがあっても気軽に相談できるんです。

Q.移住してきて生活で困ったことは何かありますか?

困ったこと…う~ん、特に思い当たらないです。
何かあるかなぁ…。
あっ、強いて言えば「言葉」。
方言とかもそうですが、仕事中に話しかけられて怒ってるのかと思うことがあるんですよ。
実際は全然怒ってないんですけど、たまにビックリする時があります。
それと、虫!
ムカデが大きいんですよ~。
“ボトッ” と音がするとドキドキします。

Q.移住する前に調べておいた方がいいことはありますか?

仕事を決めずに引っ越してきたので仕事は探しておいた方がいいと思いました。
あと、行政の手続き関係ですね。
手当の申請など、もっとスムーズにできたらよかったと思いました。
それから、汲み取りは以前から使用していたのですが最初に一度連絡すれば定期的に来てくれてたのに対して室戸では毎回連絡が必要だったり、ゴミの分別が違っていたり、そういった地域による違いも知っておいた方が困らなくていいと思います。

Q.移住して生活面はどう変わりましたか?

今までは大家族の一部でしたが、室戸へ来て3人が主体の家族になった気がします。
子どもたちは自分でできることを考えて行動するようになりました。
例えば、夕飯の時、食事ができあがったら呼んでもらって席に着くだけだったのが、今は私が食事の支度をしていると、すすんで箸やグラスを準備してくれます。
そういえば、今まで朝が弱くてなかなか起きなかった長男が一人で起きて学校へ行くようになったのには本当にビックリしましたよ!

 

様々な想いや人生観などを飾らない言葉で、特に子どもの成長をうれしそうに話してくれる都留さん自身がとても活き活きと輝いていました。
一志くんと夕珠ちゃんは学校にも慣れたようで、写真を撮ると急いでお友達と遊びに元気いっぱいに駆けていきました。

 

【都留さんからメッセージ】

室戸は全てを受け入れてくれる器の大きさがあるのでシングルマザーにもおススメです!
海も山も近いし、子どもも外で遊ばせられるので伸び伸び育てられますよ。

filed under: