サーフィンがしたくて
多田さんご一家は、満(みつる)さん、小枝(こずえ)さん、
葉音(はのん)さん、遥有(はるあ)さんと、
猫さん、犬さんの4人と2匹のご家族です。
平成9年に満さん(以下:み)が大阪より移住、
平成16年に奥様の小枝さん(以下:こ)が高知市より移住してきました。
そんな多田さんご一家に、移住について感じていることをお伺いしました。
【Q:移住のきっかけを教えて下さい】
み:きっかけはサーフィンです。サーフィンがしたくて室戸市に移住してきました。
移住前も大阪から通ってくるくらい、サーフィンが大好きで。
近くでサーフィン出来る海がある場所に移住して、
毎日サーフィンしたいっていうのは昔から考えていました。
サーフィン友達の紹介で仕事も見つけられそうだったので、
何とかなるかなーって感じで室戸市に移住を決めました。
こ:私は、旦那さんと結婚する前から室戸市にサーフィンをしに来ていて、
結婚を機に室戸市に移住しました。海の近くに移住出来て満足しています。
サーファーが集う海は多田さんのお家から徒歩圏内にあります。
【Q:移住後、どのようなお仕事をされていますか?】
み:大阪で運送業についていたので、最初は生コンの運送系の仕事をしていました。
その会社が無くなってしまったこともあり、
現在は縁があって椎名大敷組合で働いています。
椎名大敷組合は現在移住者が5人程働いていて、体力さえあれば、
比較的移住してきた方でも働きやすい環境だと思います。
※椎名大敷組合とは定置網漁業を主とする雇用型漁業を行っています。求人等詳細はこちら
※大敷網漁業とは海に設置してある大敷網と呼ばれる定置網を引き揚げる漁法です。
多人数で協力して行う漁業の為、コミュニケーション能力が必要ですが、
大敷組合より収入+ボーナスが支給されるため、自営型より安定しています。
【Q:移住して良かったことはありますか?】
こ:良かったことは魚がおいしいこと、新鮮なものが食べられるということです。
旦那さんが大敷組合に勤めている関係で、新鮮なお魚を食べる機会が多いです。
み:海が近くて、サーフィンや釣りが毎日出来ること。自然がいっぱいあることですね。
【Q:移住後の生活で困っていることはなんですか?】
二人:田舎に行ったら物価とかが安くなるかと考えていましたが、
逆に物価が上がってしまったことですね。
あと、必要なものが室戸市でそろわないこともあって、
高知市まで買い物に行かなきゃいけないことも多く、ガソリン代とかも結構かかります。
あと、子どもが近所に少ないということと、学校がある地域から少し離れているので、
車での送り迎えが必須というのも大変なところですね。
【Q:移住前にこれは調べておいた方が良いということはありますか?】
み:何度も来ていたので、不便だということは分かっていましたが、
一度も来ていない方は何度か来ることをお勧めしたいです。
やっぱり、田舎なので病院が遠いし、交通機関も都会に比べると少ないし、
私は「田舎に来るんだし、不便なのはある程度しょうがない」と割り切ってしまえているので
移住前後のギャップは少ないですが、一度も来ていないまま移住をするとギャップが多くあると思います。
あと、サーフィンつながりの知り合いがたくさんいたので、家も仕事も紹介してもらえましたが、
知り合いが少ないとなかなか難しいと思うので、紹介してもらえるような知り合いを作っておくといいと思います。
【Q:地域で暮らしていく際に気を付けていることはありますか?】
二人:地域の行事ごとにきちんと出る。というのは心がけています。
神祭や出役、地域の掃除など、よそから来たからこそちゃんとしないと、
地域で暮らすのが大変だと思います。
【Q:移住前後で変わったところはありますか?
二人:移住してくる前はお互い独身だったので、家族の時間はなかったですが、
仕事して寝る。みたいなスケジュールだったのでそれから比べると
趣味の時間や家族の時間などが持てています。
み:大阪は人が多いし、渋滞も多いし、住みにくいというのは感じていたので、
室戸の方がはるかに住みやすいと思っています。
【Q:移住前後のタイムスケジュール】
移住前 移住後
【Q:移住を希望している方へのメッセージをお願いします。】
二人:まずは一度、室戸に遊びに来てみて下さい。良いところですよ。