漁師になりたい

“漁師は男の仕事!!”
という風潮がまだまだ強く残るこの室戸で初めて女性漁師が誕生しました。
和歌山県出身の移住者、岩田梅佳(いわたうめか)さん20歳です。

 

岩田さんの将来の夢は、とある水族館を立て直して館長になることでした。
その夢を叶えるために専門学校に通いますが、飼育員という仕事に少しずつ違和感を感じ始めたそうです。
そんな中インターンとしてたまたま来たのが室戸でした。
そこで大敷に興味が湧き三津大敷組合で短期研修を受けることになったのです。

初めて漁船に乗ったことや獲れた魚の量を目の当たりにして
“漁師になりたい、ここで働きたい!!”
と、強く思うようになりました。

しかし雇用してもらうとなると話は別で、何度も断られ、それでも諦めきれず粘り強く頼み込んでの採用となりました。

 

 

「魚の入ったカゴが60㎏くらいあって重くてビクともしなかったのに最近、少しずつ動かせるようになってきたんです…!」
と小柄な岩田さんがうれしそうに話してくれました。

Q.室戸に移住してきて良かったことって何ですか?

地元、和歌山でも山や海はありましたが、室戸の海はとくにキレイに感じたことですかね?
食べ物は実は魚は苦手なんですよ。
野菜やフルーツが好きで特に柑橘系が美味しいのがうれしいです。

漁師さんになりたいくらいだから魚を食べるのも好きなのかと思ったら意外にも食べないという答えが返ってきたのには驚きでした。
“魚好き”にも色々あるようですね。

 

Q.移住してきて生活で困ったことは何かありますか?

ペーパードライバーなので車の運転に自信がないので困ってます。
特に細い道とかは心配で…。
あと飲食店ですかね。
お酒を飲まないで食事だけをしに行きたい場合どこに行っていいかよくわからないんです。

 

Q.移住前に調べておいた方が良かったことは?

病院です。
特に総合病院がないのでいざというときにどこに行けばいいのか、そういう情報は調べておいた方がいいかなぁと思います。

 

Q.移住する前と後で変わったことってありますか?

とにかく早寝早起きになりました。夜は眠くて起きてられないんですよ。
とても健康的な生活をしていると思います。
あと、職業柄、手荒れすることかな?
最初の頃、手袋をしなかったせいで手の甲だけ日焼けしてしまったようで
“顔は出してるから焼けても仕方ないけど、この手は防ごうと思えば防げたのに…恥ずかしい…!!”
と、女の子らしい一面を見せてくれました。

 

Q.地域で暮らしていく中で気を付けていることはありますか?

特にこれと言って、してはいませんが “あいさつ” はしっかりするようにしてますよ。
それくらいですかね。
地域の人との付き合いは田舎暮らしでは切っても切れないものです。
基本的なコミュニケーションができるという事は大切なスキルかもしれませんね。

 


【岩田さんからメッセージ】
室戸には都心にあるような遊べる施設がないので、そういうのがないと時間を持て余してしまうような人は難しいんじゃないかと思います。
でも、その代わりに自然がたくさんあって、平和で、とても良いところです!!

 

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