移住された方の声

石原さま

長崎県諫早市出身（2021年11月に大阪府門真市から移住）

地域おこし協力隊　勤務

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目次

• 移住のきっかけは何ですか？
• 現在、どのようなお仕事をしていますか？
• 室戸市ならではの魅力や室戸市だからこそできることを教えてください！
• 移住する前にチェックしておくべきことはありますか？
• 移住を検討している方へメッセージをどうぞ！

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Q、移住のきっかけは何ですか？

大阪府の学校家具メーカーや金属加工業の会社で勤務した後、求職活動中に高知県での暮らしを考えるようになりました。というのも、大学生のときから毎年、サーフィンのために室戸市の隣町である東洋町へ訪れていたからです。当時は、室戸市へ足を運んだことはありませんでした。しかしながら、長年お世話になっている民宿のご主人が室戸市出身であることや祖父や叔父が漁師をしていたことから、漁業が盛んな椎名地区の「地域おこし協力隊」の求人情報が目に留まり、応募しました。移住しようと決めた時、身内からは「台風がすごいところだけど、住める場所なのか！？」と驚かれましたね(笑)

Q、現在、どのようなお仕事をしていますか？

地域おこし協力隊として、「椎名集落活動センターたのしいな」で勤務しています。地域おこし協力隊は、地域の魅力をPRしたり、イベントの企画・運営、住民支援などの地域協力活動に従事するお仕事です。

私の主な活動内容は、椎名住民のグループ活動のサポートです。「椎の実」というグループでは、住民が中心となって月１回のカフェを開催しています。メンバーさんと一緒に開催前日と当日の仕込みや会場の準備をしたり、給仕や接客のお手伝いをしています。「げんきクラブはなもも」では、百歳体操時のテレビ操作や会計のお手伝いをしています。メンバーさんと一緒に簡単なスポーツをしたりお花見に行くこともあります。

体験や食を通じて室戸や椎名の魅力発信している「しいな遊海くらぶ」では、私もメンバーの一員として活動しています。全国各地から訪れる観光客向けに港まちならではの様々な体験受入れを行ったり、定期的なイベント開催や外部への出店をしています。私自身は主にシーグラスや貝殻などの漂着物を収集しモノづくりを行う「ビーチコーミング・クラフト体験」を企画・運営しています。

食の発信においては椎名地区の定置網漁で獲れた季節毎の魚を使った「室戸の海山めぐるお魚ドッグ」を住民さんと一緒に販売しています。

Q、室戸市ならではの魅力や室戸市だからこそできることを教えてください！

自宅も職場も私の周りには自然がいっぱい！！海や室戸特有の大地を見ながら、自宅と職場を行き来する時間が好きで、ゆっくりとした時間の中で生活できていることが魅力的ですね。

室戸市へ移住してからは、海岸漂着物を収集するビーチコーミングを始め、仕事にも繋げることができました。また、自宅付近の新村遊歩道では、とても変わった地形が見られるので、仕事終わりに散歩したりもします。室戸らしい自然を感じられる場所へ歩いていけることに感動しました。

Q、移住する前にチェックしておくべきことはありますか？

毎日の生活のリズムや、休日の過ごし方を想定しておくべきだと思います。どのような暮らしがしたいかですね。

車がないと生活が不便だと感じています。また、自宅からスーパーや病院までの移動手段や移動時間は、事前に調べておいた方が良いと思います。室戸市は想像していたよりも東西に広く、生活に関わる施設は、市街地に集中しているので…。

他にも、都市部ではあまり見られないトイレの汲み取りもあります。見たこともない虫が出てきたり…。最初のうちは思ってもいないようなことが日々起きますが、こういうちょっとした不便さも楽しみながら暮らすことができるといいと思います。

Q、移住を検討している方へメッセージをどうぞ！

都市部での引っ越しと違い、私たちは移住者と呼ばれ、少なからず注目を浴びます。都市部では希薄になっている人との付き合いも自ずと生まれます。

どんな暮らしがしたいか、実現できるかを考えておくことも大切ですが、理想通りにならないこともあります。そういったことも受け入れながら楽しんで生活しています。

暮らしていく中で新しくやりたいことが見つかることもあるし、思い描いていた理想が変わることもあるかもしれません。とにかく移住してみる！暮らしてみる！というのもひとつの方法だと思います。室戸市はそのような人達も受け入れてくれるまちだと感じていますので、ぜひ一度訪れてみてください！

イベントなどに椎名の方々と参加している石原さん。「室戸の海山めぐるお魚ドッグ」で室戸や椎名で獲れる「春ブリ」や「シイラ」を沢山の方に知ってほしいとのことでした。

地域おこし協力隊としての任期も残り１年。これからも地域住民の皆さんとの関係を築いて、椎名の魅力を発信してほしいと思います。