バックパッカーが行き着いた先は・・・
今回室戸中学校から職場体験で市役所に来た「久保綾耶乃(くぼあやの)」と「甫喜本空(ほきもとそら)」が大阪府堺市から移住予定の「田村友義(たむらともよし)」さんにインタビューをしてきました!
大学で出会った「ラクロス」をきっかけに海外に飛び出した田村さん。2009年10月に300万円を握りしめてニュージーランドに留学。その後、アルバイトをしながら7年半かけて49か国を回り、帰国後も日本国内を転々としていました。そんな彼がどうして室戸市に移住することになったのでしょうか。
Q室戸に移住することになったきっかけは何ですか?
最初は移動スーパーがしたくて室戸のとくし丸の面接を受けました。面接は落ちてしまいましたが、市の移住担当者の方にまちを案内していただくうちに、室戸についていいところだと思い始めました。また、妻がベトナム人なのですが、畑でベトナム野菜を作りたくて、畑も紹介していただき、いろいろな条件が揃ったので移住を決めました。
Q室戸についてどうやって知りましたか?
移動スーパーのことで、とくし丸の本部に電話をしたら、室戸のとくし丸を紹介してくださり、それで室戸を知りました。
Q 室戸に移住してやってみたいことは何ですか?
やっぱり移住のきっかけとなった移動販売をやりたいです。妻が作ったベトナム野菜や魚を、スーパーにいけないおじいちゃんおばあちゃんとコミュニケーションをとりながら、販売したいです。販売車両の構想も完ぺき(笑)
Q 室戸でどんな仕事をしたいですか?
移動販売をすることとなったときのために、魚のことを知っておこうと思い、大敷などに入りたいです。魚のことを知りつつ、ネットワーク(横のつながり)を作りたいです。
Q住宅はどうやって見つけましたか?また、今どのような状態ですか?
家は空き家バンクで紹介してもらい、購入しました。今は大工さんに入ってもらい、リノベーション中です。自分でできることは自分でしていて、壁を塗ったり、屋根裏の掃除をしたりしています。
Q住宅のどういうところが気に入りましたか?
そこは角の家で、良い運気が入ってくる気がしました。家は室戸の東側で、東から昇ってくる太陽が見え、すべてのスタートのイメージがありました。それに、家には物置があって、その物置をベトナム料理の屋台や、加工場などに改装して使えそうで、未来のことをイメージでき、インスピレーションが沸いてきて、とても気に入りました。
Qラクロスに興味を持ったきっかけは何ですか?
キャッチボールが面白くて好きになりました。大学のスポーツサークルは合コンが多かったので、女性目当てというのも半分ありました。(笑)でもこれがきっかけで、海外に行くことになり、選手としても活動することになりました。
Q室戸でやりたいスポーツはありますか?
自分はもともとランニングをしていて、海まで走っていました。なので、ランニングや海が好きなのでウォータースポーツをしたいと思っています。
室戸市への移住を検討している人へのメッセージ
都会のストレスなどがあっても、家族がいたり、なかなか一歩を踏み出せない人もいます。背中を押してくれる何かが必要。YouTubeやTikTokなどを活用して、移住への共感を持たせることで、移住のハードルは高くないと思えるようなことが必要だと思います。
インタビュー当日には、さまざまな国の衣装やパンフレット、ラクロスの道具などを持参してくださった田村さん。室戸で困難なことに直面しても、すべてのことを切り開いていくような、そんな力強さを感じました。
インタビュアー
室戸中学校3年 久保 綾耶乃 ・ 甫喜本 空