室戸のビックイベント『神祭(じんさい)』
「10月になったら毎週イベントで忙しくなるよ~!」
と聞いていたのでとても楽しみにしていたのがこの “神祭” です。
もともとは10月15日に一斉に行われていたお祭りですが近年では日にちをずらして行われているため、いくつか見ることができたのでご紹介したいと思います。
佐喜浜八幡宮秋祭
両側に桟敷(さじき)席が設けられているのが特徴的です。
桟敷席のテントの中には高知ならではの「皿鉢(さわち)」と呼ばれる大皿料理などで埋め尽くされていて、お正月のようでした。
獅子舞は、よくみると頭髪が2色いて浜宮神社で見れる黒い毛の獅子には新米の方たち、佐喜浜八幡宮で見れる白い毛の獅子には熟練の方たちが入っているのだそうです。
見比べてみるのも面白いと思います。
そして「にわか」と呼ばれる即興劇!
話題のニュースやローカルネタなどを面白おかしく演じるので其処此処でドッと笑い声がおきてました。
舞台設備などはなく、周囲を取り囲んで気軽に観覧することができるのも魅力です。
吉良川恩田八幡宮神祭
夜の花台による「チョウサイ舞」です。
最初は太鼓と唄に合わせて花台が動くのですが途中ものすごいスピードで回り始めます。
花台についている提灯がスカートのように広がるほどです。
動画で見ていたのでわかってるつもりでしたが迫力が天と地ほど違いました。
“えっ!えぇーーっ!!”
只々、圧倒されました。
この提灯一つ一つの灯りが電球ではなくろうそくであるという事にも驚きです。
椎名八王子宮神祭
秋祭りはもともと15日に行う行事でしたが近年では休日に日にちをずらしたりしている地区が多い中、この神祭は今でも15日に開催されています。
顔を白く塗り真っ赤な頬紅を付け真っ赤な着物を着ている「当人子」は神様の遣いと言われ、気配人と呼ばれる人たちが持つしめ縄の中に入ってけがれぬよう移動します。
また、「神輿洗い」と言う神輿を担いだまま海の中に入っていく姿は勇ましく、海と人々の生活がとても密接な印象を受けました。
室戸では地元の人々がみんなで協力して熱気あふれるお祭りを開催しているのですが移住者の皆さんも数多く参加している事にも驚きました。
お祭り好きな人や楽しいお祭りを見たことがない方、ぜひ室戸で体験してみてください。