日々勉強の毎日です
サラリーマン漁師というフレーズと時代のニーズを積極的に取り入れ漁業界を盛り上げている椎名大敷組合。
その大敷に就職するため室戸に移住してきた平岡 智弥(ひらおか ちひろ)さんは、静岡県出身の22歳です。
平岡さんは沖縄でウミガメの研究を行う大学生でした。
卒業後は大学院に行くことも考えましたが、迷ったあげく、就職のみちを選んだのです。
そして就職先として思い浮かんだのが漁師でした。
研究対象のウミガメの調査をする際に漁港に訪れることが多かった平岡さんは、そこで活き活きと働く漁師さんたちを見て漁業に興味を持ったそうです。
当初は沖縄で漁師の仕事に就こうと考えていましたが、大敷は早くても2~3年待ちという状況でした。
そんな中、他の選択肢に思い浮かんだのが室戸でした。
室戸は大学で関わりのあった「日本ウミガメ協議会」の研修先が「むろと廃校水族館」だったことで知ったそうです。
研修時に “将来は漁師になりたい” という話をしたところ椎名大敷組合を紹介され室戸で漁師として働くことを決めました。
ウミガメが繋いでくれた縁ですね。
ちなみに、室戸は沖縄に次いでウミガメが多い場所なんだそうですよ。
Q.室戸に移住してきて良かったことって何ですか?
沖縄よりも魚が美味しいと思いました。
まかないの朝食では、お刺身など毎日美味しい魚を食べてます。
Q.移住してきて生活で困ったことは何かありますか?
日常の買い物は特に困ってはいませんが、引っ越ししてきた直後に生活用品類を揃えるのが大変でした。
家具などを揃えるために片道2時間くらいかかる高知市内まで買い物に行かれたんだそうです。
Q.移住前に調べておいた方が良いことなどありますか?
洗濯機をネットで注文し、引っ越しに合わせて配達してもらおうと考えていたのですが、室戸市への配送は日にちの指定が出来ず困りました。
Q.移住する前と後で変わったことってありますか?
早寝早起きになりました。
4時には起きて19~20時には就寝しています。
食事は簡単なものですが節約の為にも自炊していますよ。
「実際に働く大敷の仕事は、見るのとやるのとでは全然違うそうですがとても楽しく、覚えることもたくさんあり日々勉強の毎日です!」
と意欲的に取り組んでいらっしゃいました。
大敷で働くようになって徐々に筋肉もついてきて久々に握力を計ったら、だいぶ強くなっていたそうですよ!
故郷が恋しくなることもありますが休日は自分を含め同期が4人いるので、たまに釣りに行ったりしてリフレッシュしているそうです。
【平岡さんからメッセージ】
移住はちゃんと覚悟を決めてから来た方がいいと思います!