kanaprofile橋本 果奈 (23)
出身地:大阪府高槻市

移住年:2016年
前職:滋賀県立大学 学生

担当
中山間集落支援(中川内地区、日南地区)、
鳥獣対策

生き物と旅が大好きな好奇心旺盛ガール!
夢はエコツーリズムで起業して、環境保全で稼げる仕組みをつくることです。

地域おこし協力隊に応募しようと思ったきっかけ

私は大学を卒業してすぐに地域おこし協力隊に着任しました。
大学卒業後の進路を考えたとき、「起業して地域に根ざす長期滞在型のエコツーリズムをやりたい」という思いがあったので、それが実現できる環境を選ぼうと思いました。

地域おこし協力隊なら活動の中で地域とのつながりを作れ、週29時間勤務ということで起業の準備にも時間がとれます。さらに3年目には起業に要する経費を支援してもらえるということで、他の就職先ではなく、地域おこし協力隊を選びました。


室戸市を選んだ理由

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室戸市は山、川、海がすべてそろっており、とても自然が豊かなところで、そのそれぞれを生かした産業もあります。また、里山の風景や暮らしがまだまだ残っています。この豊かな地域資源があれば、私が理想とする地域に根ざす長期滞在型のエコツーリズムができる、と思いここへ来ることにしました。また、室戸に来てからとても魅力だなあと感じるようになったものには、食べ物のおいしさ・新鮮さ、現役猟師がたくさんいることなどがあります。


地域おこし協力隊のミッションは?

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中山間集落の支援と鳥獣対策が私に与えられたミッションです。
集落支援では、羽根町中川内地区と吉良川町日南地区の2地区が担当です。中川内地区では移住促進として山村留学の支援や、郷土料理作りのイベントなどを企画しています。日南地区では廃校となってしまった小学校の校舎を活用して集落の活性化に取り組んでいます。
鳥獣対策はまだ大きく動き出せていませんが今年度わな免許を取得し、大学で学んだこと(環境生態学を学び卒論ではシカによる高山植物への食害を研究した)も活かしながら対策に取り組んでいければと考えています。


室戸に来て、協力隊になって よかったこと、大変だったこと

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室戸市の協力隊になってよかったことは「想像以上に良い環境で働けている」という事です。
地域に出れば日々新しい発見がありますし、室戸の当たり前は他のところでは中々出会えない珍しいことだったり、たくさんの地域資源や魅力があふれるところで働けることに幸せを感じます。また、室戸市の集落支援の協力隊は市役所の産業振興課に席があるのですが、行政の方々も協力隊の活動を温かく見守ってくれますし、連携もスムーズで、周りに恵まれていると感じます。

あとは、食べ物がおいしい!新鮮!景色がきれい!旅行のときだけの贅沢だと思っていたものが、室戸には日常に存在することです。

逆に大変に感じることはまだあまりありません。お酒の弱い私は高知県の飲み会が不安でしたが(笑)、無理に飲ませようとする人もいないので、全然関係なく飲み会に参加し楽しんでいます。しいて大変なことをあげるとしたら、交通が不便なことでしょうか。室戸からだとどこへ行くにも遠いし、車がないと不便なので、こっちに来てからすぐに車を買いました。


これからのこと

地域おこし協力隊は長いようで短い期間だと思うので、3年後の起業に向けて着実に歩んでいく必要があります。そのために、自分なりの切り口でミッションに取り組んでいける今の環境を最大限に活かして、起業につながるような活動を仕事に絡めて行っていきたいです。2年目になると、1年目に得た経験や出会いがあるため、さらに大きな取り組みをしてゆけると思います。

1日1日を大事に、起業の実現につながる取り組み(なおかつ地域のためになる取り組み)を仕掛けていきます!!


地域おこし協力隊に応募する人へのメッセージ

室戸市はたくさんの資源にあふれたところなので、使い方次第、使う人次第で、何でもできるフィールドです。自分なりの切り口を持って地域おこしに関われる方にとっては最高な場所だと思います。
ちょっと気になるな、と思った方はぜひ一度見学に来てみてください。きっとワクワクを感じられるはずです。